剣が峰を越える。
2016.2.14我が家の白梅が開花。梅一輪 一輪ほどの暖かさ。身に染みる秀句。
プロデュースの話をすることが増えた。聴衆によって、テーマによって、内容は変わっていくが、最もお伝えしたいことは、実はそんなに多くはない。商品が第一で、次に情報発信で、最後に空間。これを同時に磨いていくと、成功の確率が確実に上がる云々。
まあ、方法論としてはそうなのだが、現実には中核に人が介在し、そこには欲望と感情がとぐろを巻く。自嘲を込めて、プロデュースとは説得業だと言うことがあるが、それは本心でもある。進んでいくうち、大小の難所が現れて、関係者は騒ぎ、慌て、引き返したり、逃げ出したり。難所のない人生なんてあり得ないのに、人は往々にしてそんな振る舞いをする。 事を成すときの必須条件。それは覚悟だが、なにがなんでもゴールをめざす気概のことをそう呼ぶのだ。恐怖を整理し、可能性を可視化して、推進力を強めるのが、僕の役割。それだけに、うまく運んで剣が峰を越える瞬間は、誰より感動し、興奮する。最近も、某会議でそれを経験した。難関に立ち向かう姿を見ると僕も勇気百倍。全身に力が漲るのである。
世間はバレンタインデーらしいじゃないか。そうらしいじゃないか。ねえ、みんな。
by 江副 直樹 2016-2-14 22:10