冬の気配満つ。
2014.12.20今年も残り10日余り。忙しさを感じないほど忙しさに慣れてきた感。もう冬だね。
季節は等しく巡ってくる。田舎にも都会にも。でも、その濃度はやはり田舎に軍配が上がる。木々や生き物の変化、風や空の変化、そしてなにより気温の変化。典型的盆地気候の大分日田は、その最高気温が夏の全国ニュースになるが、いやどうして冬がまた冷える。
標高250mの村の暮らしでは、マイナス10℃という九州じゃないような寒さを体験したが、どっこい日田でも同じように冷え込むのだ。真っ白な霜に覆われた朝。温度計は氷点下を指している。そんな土地柄だから、霜が薄い日などは、穏やかな気分になって、手のかじかみや白い吐息もちっとも苦痛にならない。雪は舞うが、残念ながらあまり積もらない。
夏、鬱蒼として人を寄せ付けなかった森や藪は、いつの間にか葉を落として明るくなっている。小鳥たちも、渡り鳥を交えて、賑やかになる。シジュウカラやヤマガラ、椿や山茶花を飛び回るメジロ、大きく騒々しいのはヒヨドリで、たまに幹を縦に上るコゲラが現れる。枯れ草は勢いを無くし静かに横たわる。疎水や池の水はプランクトンが減り、澄んでいく。
今夜は九州ちくご元気計画の初期スタッフの結婚祝いとプチ同窓会。あれから5年か。
by 江副 直樹 2014-12-20 22:10