公私の来客。
2012.5.1GW只中。谷は新緑が溢れんばかりだが、天気はぐずつき気味。でも、穏やかな時間。
10年ほど前の分母庵は、日常的に来客が多かった。入れ替わり立ち替わり、酔狂な田舎暮らしにそそられたか、さまざまな方々が山上のあばら屋に足を運んでくださった。中には、何日もの長逗留を決め込んだ人もいて、それそれは賑やかな日々だった。
そうした初期の熱気が収まり、加えて小さな子どもを抱える時期もやってきて、しばらくは家族中心が普通になった。そして近頃、公私の変化に伴い、またぞろ分母庵をめざす方々が増えてきた。今年のGW前半は、久しぶりに5組ほどの友人知人が山を登って来てくださったが、その半分は新プロジェクトの打ち合わせである。ありがたいことだ。
過疎の村の、そのさらに山奥のこんな場所でも、今の時代はこれといったハンデもなく、思うような暮らしが営める。20年以上前から、ぼんやりとイメージしていたことではあったが、それが本当に現実になっている。都市から遠く離れた山の中で、気の置けない友人たちと語らったり、大きなプロジェクトの話し合いが行われる。面白いものだ。
GW後半は、数日の家族旅行。もっともいつもの温泉宿。だらりゆるりの数日。
by 江副 直樹 2012-5-1 22:10