僕は日之出を待っている。
2011.7.13東京、福岡と回り、3日ぶりに村に戻った。どこも真夏。川が恋しい。鮎が恋しい。
かねてより、朝が好きだと公言している。習い性となった5時起きは、冬なら夜、夏でもまだ陽は上がっていない。それから、徐々に白み始め、山の向こうに太陽が迫ってきて、周囲の緑が見えるようになる。ここからの30分ほどが最高の時間である。
Facebookを始めてから、意外と早起きの方々が多いことに気づいた。その中のお一人であるI氏は、毎朝素晴らしい海の景色を定点撮影してくださっていて、毎日見とれている。それに触発されるように、僕も改めて山の定点撮影をするようになった。元々、青空や雲といった空の風景には惹かれていて、ことあるごとにカメラに収めてはいたのだが。
ほぼ毎朝、Facebook上にそうした一枚をアップしていると、たくさんの方が反応してくださって、なんだか面はゆい感じがする。皆さんの日常とは随分異なった風景を見ているのだなあと再認識させられる思いだ。田舎住まいに限らず、借景の重要性は言を待たない。僕らが現実と呼んでいるのは、他ならぬ見えているあれこれのことだから。
by 江副 直樹 2011-7-13 22:10