僕の中のDX。
2024.5.2名刺なんかに普通に書いてある、固定電話とFAX番号。僕も名刺にも、HPにも入れているが、いまどれくらいの人が使っているのか。そんなことを改めて考えたら、無性に不要な気分が募って来て、まずすぐに変えられるHPの記載を外すことにした。だって要らないもん。
僕が生まれた頃、電話が一般家庭に現れ始めた。それは限定的で、電話を持つ家庭は近所の家々の連絡係をさせられるような時代。「隣の○○を呼んでもらえますか?」なんていう会話が成り立った頃。個人の電話は地域の情報インフラだったのだ。固定電話は、一種の信用の証でもあり、固定電話設置には、しばらく権利金さえ必要だった。そしてFAXも登場する。
それがここ30年ほどの間に、劇的な変化が起こった。インターネットの普及で、連絡方法は一変。メールを筆頭に、メッセンジャーやLINEなどさまざま。通話は無料だし、データも送れる。個々人が連絡先を保有し、国境さえ存在しない。IT技術による働き方や暮らし方のアップデートをDXと言うが、目の前の電話機やFAXが消えることを夢想すると興奮してくる。
by 江副 直樹 2024-5-2 10:10