余談と余白。
2020.2.26これもずっと考えているテーマのひとつ。余談は不要なお喋りか?余白は無駄なスペースか?あるいは、1週間に1度はやって来る無為の1日。やるべきことを前に、なにひとつ捗らない1日。もしくは、働き蟻の喩え。10匹の蟻がいたら、2匹は必ずサボるという法則。
グループの20%が良く働き、60 %は普通に働き、残りの20%はサボるので、2:6:2の法則とも言うらしい。面白いのは、良く働く20%だけでグループを作っても、やはり2:6:2の比率に落ち着くということ。サボる20%にも、役割があるのではないか?この法則は知ってはいたが、先日のたびするシューレ最終回放課後編で、納得の分析に思わず膝を打った。
つまり、これまでの一般的認識は、20%の怠け者なのだが、指摘によれば、まだ解明されない役割を負っているのではというもので、芸術家はそこに含まれるのではないかとの指摘。常々、感覚の軽視を、科学の未熟と考えている身としては、見事に腑に落ちた卓見。一見、無駄に見える何か。生産性がないと思われる何か。皆々様、ゆめゆめ粗末にするなかれ。
by 江副 直樹 2020-2-26 10:10