一畳農園。
2023.7.7畑をやっている。と言っても、わずか畳一枚分。その名も一畳農園。狭い庭の一角に数種の野菜を植えている。今年は、ミニトマトとバジル、そして初の試みモロヘイヤ。梅雨の最中、ミニトマトは今季初収穫。冷蔵庫で冷やした後、カプレーゼで美味しくいただいた。
農園主となるのは、実は2回目だ。隣村で暮らしていた頃、10坪余りの畑を借りていて、そこでいろんな野菜を育てていた。菜園のエキスパートである先輩デザイナーのH氏が、かつての勤務地山形で開園したという「日本農園」というおバカな名前が気に入り、無断借用した。夕食の野菜をサンダル履きで摘みに行く暮らしは、とても豊かだったと思っている。
夢よふたたびで始めた一畳農園。たかが一畳というなかれ、盛期のミニトマトなどは次々と実を付けて、時に食べきれないほどだ。加えて、夏の間は僕の鮎と物々交換する裏のIさんの野菜もあって、充分すぎる野菜生活。もっとも、農園の植え付けからやってくれるのは、庭のディレクターSちゃん。僕は実りをほぼいただくだけのずぼら農園主。いい気なもんだ。
by 江副 直樹 2023-7-7 10:10