レッドカーペット。
2014.12.4東京日帰りで、昨夜は福岡に投宿。ずっと雨模様だった。朝の散歩が恋しい。
紅葉の走りは、ハゼの赤。鎮守の森にひときわ赤い葉が目立ってくると秋のはじまり。それから、モミジが色変わりを始めると、堰を切ったようにさまざまな木々が赤くなったり、黄色くなったり。朝の散歩の楽しみが大きくなって、日毎ドキドキし始める。
ピークを迎える頃には、モミジの赤は頂点となって、梢の一部はもう落葉が始まっている。少し遅れるように、大器晩成のイチョウが黄色の存在感を増してくる。大木の多いイチョウの黄変は、遠目にも鮮やかで、モミジの赤と相まって、神社の周辺を彩っていく。盛りを過ぎゆく紅葉には、落葉の醍醐味というのもある。ここから始まる第二幕。
朝、夜のうちに風が吹いたのか、道々に森の中にたくさんの落ち葉が積み重なる。最初は点々と。それが徐々に面となり、折り重なる。赤を強めたまま次々に落ちてきて、一帯は赤く赤く染まっていく。ふわふわ、ふかふか。さながらレッドカーペット。樹のそばに現れた束の間の落ち葉の絨毯を、独り占めしながらゆっくり踏みしめる。極楽極楽。
今日は生協の会議に始まって、学校で学生と過ごした後、知人の写真展に。
by 江副 直樹 2014-12-4 22:10