フジヤマ。
2023.12.12ふ〜じは、にっぽんいちのやま〜。富士山を見たことのない子供の頃から、この歌は知っている。大人になって、東京に行くようになり、時々飛行機の窓からチラリと見やる程度。それが数年前、縁あって麓の町富士吉田に何度か訪れたことがある。その巨大さに驚いた。
夕刻、町の西側に想像を超えた大きな影が横たわっていた。日本最高峰と高さのことだけアタマに入っていたのだが、近くから眺めたこともあり、裾野の広大さに本当にビックリしたものだ。つい先日、新潟の仕事で未経験のルートを飛んだ。何回目かのフライトで窓側になり、眼下にずっと見えていて、その荘厳さに感動すら覚えた。確かに日本一の霊峰だ。
季節柄、頂上付近は美しく冠雪しており、世間が抱く典型的イメージのフジヤマだった。新潟を飛び立った後、遠くに見えるアルプスとおぼしき連山の尾根を飾る白雪もまた、僕の住む九州では珍しい光景で、それらが相まって、何度も何度もシャッターを押した。隣の方に請われての席交換だったのだが、次回は最初から窓側にしようと密かに考えている。
by 江副 直樹 2023-12-12 15:03