トイレ進化論。
2012.7.28暑い夏の到来。影の輪郭が鮮明になり、雲の白さが際立つ午後。大人にも夏休みを。
分母庵では、先日の風呂場の改造に加えて、トイレにも手が加えられた。屋根はつながっているが、一旦外へ出て用を足す半屋外トイレ。もちろん、水洗など望むべくもなく、ポットンと呼ばれるシステムに甘んじて、早10年以上。それがお風呂に刺激されて。
用足し後の流し水は、バケツにひしゃくの組み合わせ。手水も備わっておらず、ゲストの皆様には土間まで戻って手を洗っていただくことにしていた。家の3人の男どもは、本当の屋外に走り、聖水をまき散らすが習い。春夏秋冬、暑かったり、寒かったり。それはそれで、とても気に入ってはいたのだけれど、勢いで真新しい便器を奢ることにした。
世に簡易水洗というものがある。水洗が完備されないローカルではよく目にするスタイルで、レバーによって水をため、その水流で不浄を押し流すアナログの知恵。分母庵は、中途半端な便利さを潔しとしないので、ハイテク水洗でもないそのシステムを、どこかで敬遠していたのかもしれない。やってみれば快適で、遅ればせの文明開化となった。
夜は日田職人会で飲み会。宿を取って痛飲。他の取り組みとも併せて、あれこれ考えた。
by 江副 直樹 2012-7-28 22:10