クリエイティブの現場で。
2011.4.13満開だったあの桜が、瞬く間に葉桜の風情になっている。桜の神髄は散り際にあり。
プロデュースから派生するさまざまな現場。グラフィック系からプロダクト系まで、常に複数の案件が同時進行で、完成に向かっている。最近は、対象物が多すぎて、すべてにじっくり関わることが許されない。なんとももどかしく、切ない気分。
企画と監修が仕事の過半を占めるようになって、そんな現場が恋しくなることがある。いつだって、ヒットを打つ、キラーパスを出す自信があるのに、いまや全体を見ることが仕事の中心だから、それはいつもできるわけではない。だから、たまに現場に足を運ぶと、むくむくとクリエイティブモードになって、いろんなアイデアが噴出する。
クリエイティブの現場には、独特のワクワク感がある。スポーツでプレイに集中できる楽しさに似ている。チームやリーグの運営なんて考えずに、目の前のボールを追う喜び。しかし、リーグがしっかりして、チームの調和がなければ、プレイは成り立たない。プロデュースこそ、状況を創り出す、最もクリエイティブな仕事だと信じている。
右足首捻挫、左脛打撲。iPhoneとGRの致命的故障。好事魔多しの休日。イテテテ。
by 江副 直樹 2011-4-13 22:10