
わざわざ外で。
2012.10.24紅葉が始まった大分県耶馬溪を横目に、福岡県上毛町へ。秋らしくなってきた。
分母庵の暮らしが始まって、最初にしたことのひとつは、庭に椅子とテーブルを置くことだった。素晴らしい景色に比して、周囲の視線は無いに等しい。空も山も光も風も、すべて我が物になる。その頃は、本当の目的の改築よりも、そこでの食事やお茶が優先された。
その後、大工の力も借りて、ウッドデッキを造った。パラソルの下、家族ではもちろん、たくさんの友人知人がそのデッキで、山村の美点を味わった。真冬と真夏を除く季節、とりわけ春と秋は、気候も快適で絶好のオープンエアが楽しめる。ちょっと時間があると、「外で食べる?」と誰かが言い出す。同じ食事が、コーヒーが、お酒がやたらと美味しくなる。
この日は、長男が行事で弁当を持って出掛けた。残った家族3人は、せっかくなのでお昼は全員弁当にすることになり、女将が奮闘。キッチンからデッキまで、10mほどだが、パッキングまで手を抜かず、デッキテーブルでワクワクしながら広げてみた。いつになく木陰が多い晩秋の分母庵。たわいないお喋りをしながら、やたらと美味しいランチをいただいた。
こうげではお試し居住の入居に同行。次々と若者が集まっている状況は、面白過ぎる。
by 江副 直樹 2012-10-24 22:10