なぜペテン師か?
2011.10.9朝の散歩が肌寒くなり、短パンとTシャツはもはやお役御免。夏は遠くになりにけり。
2006年の3月からブログを書いている。はや6年目。まず、仕事前提なので実名で書くことに決め、タイトルを検討するうち、ペテン師というキーワードが思い浮かんだ。ときに説明に窮する怪しげな生業を自嘲し、それを冠にすることとしたのである。
実は某クライアントが全国誌の取材に応えて、僕との出会いを「最初はペテン師かと思った」とのたまったことがあり、それを思い出してのことでもあった。しかし、実際ペテン師を凌駕するほどの力を持つべきとも本気で考えている。かの職業は、構想力と説得力が支えていると思うけれど、その部分は僕の仕事でもまったく重要な才覚なのだ。
すべての技術、ノウハウはナイフだと言うことがある。ナイフは人を殺めることもできれば、愛しい人に美味しい料理を振る舞うこともできる。要は使い方。鋭利すぎるナイフが危険などという見識は、感傷が目を曇らせているだけ。さて、ペテン師には不要で、プロデュースには不可欠な能力がある。それが実現力。さらに鋭ぎ続ける所存。
今週後半は東京、週末は福岡、明けて淡路と旅が続く。なかなか落ち着きませぬ。
by 江副 直樹 2011-10-9 22:10