すべては実現に向けて。
2011.1.13朝、アイスバーンと化した道路へのアプローチを、スコップで割り続けた。掌が痛い。
何かを企むとき、最終ゴールを示すのはとても大事なことだが、得てして、ルートが見えずに、一歩目さえ踏み出せないケースは少なくない。ビジョンとは、点より線、さらに面で示せて始めて、実効が期待できるものとなる。アイデアは実現できてこそ。
夢だけを語り続ける会話。結論に至らない打ち合わせ。コトの難しさを確認して終わる会議。他の成功譚ばかりを学ぶ勉強会。どちらが正論かを競う議論。僕は、こうした場面にはできるだけ近づきたくないし、自分がその当事者にならないよう常に自戒しているつもりだ。実現しない万の理想論より、具現化する一のアイデアを。
厚労省の事業である九州ちくご元気計画とたけた食育ツーリズムでは、その名も実現事業という補正予算をいただいている。先行する推進事業では、商売繁盛のネタを探し、磨く。それを、後追いの実現事業では、売り方に焦点を絞り、その先にある雇用創出を狙うのである。日々、成果を出すための知恵が絞られる現場は、とても熱い。
明日は、小郡、福岡、東峰村の3 ヵ所で会議。もちろん、念頭には「具現化」の3文字が。
by 江副 直樹 2011-1-13 22:10