ある夜の旅。
2019.12.5それは突然だった。セルモーターが回らないのだ。釣り仲間の忘年会で、阿蘇の産山村に一泊した翌朝。帰路、ホットコーヒーを啜りながら帰ろうとコンビニに寄った直後。日田に戻り、ジョグをして大阪に発とうと思っていたのに、すべてが崩れた。一寸先は闇。
ロードサービスのお世話で日田に到着。ギリギリの時間で高速バスに乗り、無事大阪へ着いた。プロ向けの講座や大学の授業で2日を過ごし、いつものさくらで新鳥栖駅まで帰り着いたら、某案件で八女へ。同行する懇意のデザイナー氏にクルマでお迎えをお願いし、助手席に座った。その後、ひろかわ新編集まで送っていただき、また別の打ち合わせ。さて帰宅。
久留米と大分を結ぶ在来線の駅まで無理をお願いし、鈍行で日田まで。約1時間。そうだ酒を呑もう。ちくわでも囓り、車窓を眺め、束の間の旅気分。通勤通学客が減るのを見計らい、開缶。喉を滑るハイボール。軽い酩酊の中、日田に到着。リモワを引きずって歩く。途中、次男が通い、僕も時々走るグラウンドで夜景を撮影。災難も楽しい。ある夜の旅の話。
by 江副 直樹 2019-12-5 14:02