板場の包丁。
2019.2.28このタイトルを別の言葉に変えるなら、「職権の使い方」になるだろうか。職権、つまり職業にまつわる権力は、必要なものである。丸腰の板場なんて意味を成さないのと同じ。職務を遂行するために与えられる刃物。それは鋭利であればあるほ […]
くれぐれも勘違いしないでね。
by 江副 直樹
アイドリング。
2019.2.21いつも静かに回っているが、ひとたびアクセルを踏めば、いつでも吹き上がるエンジン。ギアを入れ、堅いクラッチを繋げば、背中を蹴られたように飛び出していく。僕らの思考も同じじゃないか。あるとき、ふとそう思った。エンジンは常に暖 […]
しかもスポーツカーのそれでいたい。
by 江副 直樹
異動の哀しみ。
2019.2.15一度はこの件について書こうと思っていた。ある程度以上の規模の企業になると、多かれ少なかれ「異動」がある。組織内のポジション、担当の変更をそう呼ぶ。民間企業にも存在するが、行政の組織は必ずこの人事がつきまとう。多くの人が当 […]
ゼネラリストが増えるならまだしも。
by 江副 直樹
冬が来れば春。
2019.2.8前の年の9月末、ヤマメが禁漁に入り、ほぼ時を同じくして、鮎は落ち始める。僕ら釣り人は、その寂寥感をもって冬の訪れを受け入れる。それまで、あれだけアタマとココロを支配していた魚釣りが、唐突に終わりを迎え、モードは強引にスイ […]
暮らしはこの移ろいに添って。
by 江副 直樹
若さの前借り。
2019.2.120代のある時期から、このフレーズを使い始めた。諸事情から大学を中退し、家業の米穀店を手伝いながら、釣りやロードバイクに現を抜かしていた頃。大学入学時に思い描いた将来像は消え失せ、北九州の片隅で数少ない親友と夜な夜な語り […]
頼れるものは未来だけだった。
by 江副 直樹