OSの統合。
2025.1.7あらゆる方法とそれを実践する組織、さらにそれらが集う業界は、必ず経年劣化を起こす。時が動いている以上、これは宿命だ。かのダーウィンも、生き残るのは強者ではなく、変われる者だと言った。つまり、不断のアップデートを続ける者だけが変化に適応する。
方法を進化させ、組織を改善し、業界を再編するには、さまざまな越境が付きまとう。それまでの文脈の延長上、効率を追って生まれる細分と分業の先、同質性で括られたコミュニティの中に、突破のきっかけは見出せない。そこに横たわるのは、異なるOSで動いている別々の領域を統合できるか否か。過去の掟を捨てて、課題群を昇華する可否が問われる。
さまざまなプロジェクトで、本質的解決の糸口を探っていると、必ずと言っていいほどこの問題に突き当たる。どちらの方法論を選ぶかではなくて、どちらでもない未知の発想とアイデアを探す決断が重要になることもわかってきた。肝心なのはアプリじゃない。諸々を動かすプラットフォームのアップデートこそが鍵を握っているのである。以上新年の再確認。
by 江副 直樹 2025-1-7 9:09