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ITは実に便利だ。ネットなくして、僕の田舎暮らしは成り立たない。釣りへの没入だって、PCやデバイスの発達があればこそ。活用の仕方によって、距離の壁、時間のハードルが易々と乗り越えられる。なんとステキなテクノロジーよ。だが、だが、しかし、しかし。

メリットだけの事柄なんて、この世にあるはずもない。表があれば裏がある。長所の陰には短所が潜む。仕事柄、文章を書かない日はない。メール、メッセ、企画書、コピー。その度に、ペンならぬキーボードを指で突く毎日。さらに、変換などAIも頼もしく、僕が幼少時から培ったスキルをどんどん退化させていく。そう、字が書けなくなっているのである。
教員もしているので、時折ホワイトボードに、汚い字を書き殴るのだが、これが止まる。ピタリと動かなくなり、字面、書き順が思い出せない。おぼろげな指先の記憶を頼りにごまかすことがなんと多いことか。マジで危機感を持っている。何かの作業は、手描きを前提にするくらいの荒療治が要るかも知れない。という文章をキーボードで打っている僕。嗚呼。

手で書くのは、ホントは好きなんだけどなあ。

実は授業の板書も、こんな風にしてしまった。

思えば、俳句までキーボードで打っている。

便利さに埋没しないようにしなければ、ヤバイ。

by 江副 直樹 2019-11-16 15:03 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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