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46回目の春。

2026.4.10

ヤマメの釣り人は、人生を春で数える。僕は、24歳の春に渓流デビューして、早46回目の春を迎えた。当時は北九州に住んでいて、南へ約2時間車を走らせ、英彦山の野峠を越えて、山国川源流に通っていた。忘れもしない最初の1匹は、槻木の藤原という渓で掛けた。

それは、再放流が義務づけられている15cmをわずかに超えたほどの小さな魚体だったが、そのあまりの美しさに感動し、しばらく河原に跪いて眺めていたほどだ。正確に言えば、僕が釣ったのは、身体に朱点のあるアマゴだった。豊後水道に注ぐ山国川は、アマゴの川なのだ。藤原の他に、轟、薬師と支流があり、下った本流筋にはさらに大型が潜んでいた。
最初の3シーズンは、すべての休日を釣りに費やした。もちろん、他の川にも遠征した。日田、九重、竹田から、宮崎椎葉や熊本五家荘まで。そして25年前からは、山国川にもほど近い東峰村に移住し、いまは日田に暮らしている。元々のきっかけも、日田周辺にランチに来たことだった。そんなことをふと思い出し、実に不思議な気分になる。人生って面白いね。

今季の初物。それほど大きくはないが、とても美しかった。

釣り人が銀毛と呼ぶ、魚体がシルバーのこんな個体が好き。

一般渓流とは異なる特殊な場所。もうフツーに戻れない。

超マニアックなライズフィッシングというジャンルに耽溺。

by 江副 直樹 2026-4-10 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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