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年が明けた。69歳になったが、相変わらず元気だ。いまも疲労を感じることはあまりない。昨夕も走り納めをしてきた。ひとりで迎える2年目の正月。朝、ビールを飲みながら雑煮を作り、美味しくいただいたら、百段階段を上がって、参拝をし、干支の置物を買おう。

晩飯用に、鰤の冊を引く。もっとも、刺身包丁もなく、意外に上手く切れない。端っこや身崩れした部分を、ふとなめろうにしてみようと思い立ち、レシピを調べてやってみると、これがなかなかの上出来で、さっそく百合仕込みを舐めながら、極上の時間を漂うことしばし。余った刺身は漬けにするくらいが関の山だったが、また愉しみを見つけてしまった。
年末に書いたように、昨年は僕にとっては、仕事上の大きな変化が起こった年だった。いつも以上に人に会いに行った1年でもあった。今年もきっとその延長上で推移するだろう。誰もが殺到する場所に興味はない。同様の魂を携えた仲間と同じ船に乗って、まだ見ぬ荒波に立ち向かいたい。嗚呼、根っからの怠け者なのに、こんな野放図を語る可笑しさよ。

今年は巳年。ニョロニョロとしたたかに進んで行こう。

江副家直伝のシンプルな田舎雑煮。次回は淡口で。

正月の特設売り場。顔見知りの神官から購入する。

刺身包丁が長い意味が良くわかる。買っちまうか。

これで白ご飯を食べたい。山葵より柚子ごしょう。

日本酒は特に器に悩む。柳宗理の猪口はやはりいい。

初めて作ったなめろう。最初に考えたヤツ、天才。

佐賀は如庵陶房の祭由くんの皿と猪口でいただいた。

by 江副 直樹 2025-1-1 16:04 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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