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行状の告白。

2017.6.16

ヤマメのフライフィッシングを覚えたのは、いまから37年前。当時の僕は、実家の米穀店で働いていて、休みは日曜と祝祭日のみ。冬の禁漁期間を除くと、最初の3年間の休日はすべて釣りに費やしたように記憶する。それから数年後、僕はコピーライターになっていた。

ある広告プロダクションに籍を置き、初めてサラリーマン生活に浸ろうとしていたのも束の間、約1年後にはなぜかフリーランスになった。この間、大切な趣味である釣りは途切れることなく続けていて、僕はいつの間にか、好きな時に釣りに行ける立場になっていたのである。以来、ほぼ30年間、釣りは平日に行くものと決めている。いまもそれは変わらない。
加えて、10年前からは、鮎の友釣りも始め、春から秋まで、ずっと川に通う。会社の代表だが、事実上の気ままな個人。労働時間も休日も、世間に即していない。働き方と休日の関係。職住の距離についても常識からは遠い。さらに、ネットの発達で、働くカタチには、まだまだ新たな選択肢があると感じている。流れに立ちつつ、自ら実践してみるつもりだ。

夏が本格化すると鮎の季節。ヤマメとはすべてが異なる別世界。撮影:川嶋 克

20センチほどの若い鮎。その優美な姿態からは想像できない猛ファイト。

冬の気配を残す早春。ヤマメ釣りが始まる。麻薬のような楽しい遊び。

4月下旬、大型のモンカゲロウを貪る本流の良型ヤマメ。見惚れるボディ。

by 江副 直樹 2017-6-16 15:03 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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