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今度の年明けで67歳になる。紛うことなき老人の域。幸運にも心身共に健康で、相変わらず希望溢れる未来ばかりを見詰めているが、たまに来し方を振り返ることもある。改めて変わった人生だなあと思う。全く平均的ではない。奇矯で偏屈だけど、快適で幸福な日々。

いつの間にか、説明しがたい生業となり、魚に釣られて田舎に住み、享楽を善として生きているが、数多い友人たちもまた同じ色の連中が繋がっていく。ある時ふと彼ら彼女らの共通項に気づいた。自営業やフリーランスばかり。サラリーマンはとても少ない。つまり、誰かの命令では動いていない。何をやるか、どう生きるかを自ら決めている人たちだった。
不安定を好む人などいるはずがない。それはもちろん御免だが、以上に自由にやっていきたい。それで何の保証もない次元へ一歩を踏み出す。仕事も暮らしも遊びも、すべてその中身を自分で決めることができる。いや、決めなければなにひとつ動かない。決めるとは、リスクと可能性を同時に背負い込むことだ。自分の明日は自分で決める。これからもきっと。

自分の行動の根拠は自分で作りたい。ずっとそう思っている。

by 江副 直樹 2022-11-12 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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