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結局、日がな一日、降ったり止んだり。企んだ草刈りも出鼻をくじかれる。

何をするにしても、ちょっとした工夫で、日常が楽しくなることがある。人生は詰まるところ、解釈のしようだろうと常々思っている。同じできごとでも、小さなアイデアが加わるか否かで、随分違ったものになるような気がする。例えば、一杯の水だとしても。

つい先日、わが家に一頭の白熊と2匹のペンギンがやってきた。仮住まい用に、あるいは来たる転居のために、あれこれを物色する女房が、今度は製氷のシリコン型を見つけてきた。それがこの白熊とペンギン。氷山に乗った彼らをイメージに、それを実現すべく、シリコンによる複雑な型が用意されている。ユーモア溢れる小アイデアに、つい笑いがこぼれた。
近頃使うグラスは、薄張りのそれ。吹きガラスほど繊細ではないが、デュラレックスやイッタラにはない感触がある。毎日、それで水や酒を飲んでいる。そこに現れた白熊とペンギン。大人よりも子供たちが、この造型氷を使いたがる。欠損なく、うまく外れたときの喜びようときたら。なくても生活に支障はないが、あると高揚感が増すこと請け合い。

明日から東京福岡3日間。移動を有効に使うこと。ホテルはオフィスと心得ること。

氷上の白熊。

なかなか面白いプロダクト。デザイナーは思いついたとき、嬉しかっただろうな。

こちらはペンギン。

氷山に佇むペンギン2匹。真夏の部屋のテーブルで活躍すること疑いなし。

ロックアイスか。

製氷器も面白いものがある。キューブじゃないロックアイスのごとき氷ができる。

ただの冷えた水。

繊細なグラスにシンプルな冷えた水。それだけでも充分に美味しそうだけれど。

 

by 江副 直樹 2013-6-9 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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