水と戯れる夏。

曇りから雨が落ち始めた。猛暑続きの毎日だから、お湿りに伴う気温低下がありがたい。

僕自身が水と戯れるのは、魚釣りに決まっている。38歳まで泳ぎが苦手で、海やプールに積極的に遊びに行くことが少なかった。ある事件がきっかけで、スイミングスクールに通い始め、4年ほど毎日のように泳いでいたこともあるが、その後またプールから遠ざかった。

子どもができるとそうも言っておられず、近所の河川プールに連れ出したり、本当の川で泳いだり遊んだり、魚釣りを一緒に楽しんだり、まあ世間並みの水遊びを親子でやったこともあったが、隙を見せると竿を担いで自分だけ川に走るのが常。海は心落ち着かないし、レジャープールなんて死んでも行きたくない。そんな我が侭な僕もたまに宗旨替え。
オヤジがそうでも、子供たちは海に行きたかろう。コースロープのないプールで遊びたかろう。身体の隅に僅かに残った親心が、子供たちのうれしそうな顔が見たくて、つい仏心を出してしまった。たくさんの家族連れに交じるプール際。自ら浮き袋に乗ってゆらゆらもしてみた。海に出ては、波をかぶってもみた。川が恋しくなった。息子たちよ、父を許せ。

今日はこうげのシゴトでイベント。農と食のこうげ塾第２回。野草に興奮した1日。

長男はクラブの育成コースで日に何キロも泳いでいる。でも、遊びはまた違うよな。

次男もクラブに通うが、お気に入りはサッカーで、プールは遊ぶ場と心得ている模様。

山暮らし故、海は縁遠い。それだけに子供たちはご執心。サーフィンでもやる？

僕も海に入ってみた。真剣に泳ぐのもヘンだしなあ。しばらく遊んだら川が気になる。