ここから本文です

日常的な朝の散歩、春のヤマメ釣り、夏の鮎釣り。1年中、自然に接しているけれど、さらに見ておきたい風景がある。大分県庄内町にある男池は、類い希な美しい湧水として名を馳せているが、周辺の森の見事さもあり得ないほどの素晴らしい環境だと思っている。

僕の中では、ここは大好きなくじゅうエリア。なんだかんだと、四季折々に足を運ぶ。すぐそばの飯田高原もピカイチの風景を見せてくれるが、森となるとここ男池に勝る場所はない。中でも、春の新緑と秋の紅葉は、ほぼ桃源郷。大の大人が、手放しでウットリとなる特別。登りもほとんどないので、好天なら軽装で充分。春はビーサンで行ったこともある。
この秋も気になっていて、タイミング良く時間が取れそうだったある日、ここのえ低山部のY部長に声を掛けて、平日の半日を費やして出かけてみた。行きつけの蕎麦屋で腹ごしらえしたら出発。クルマで15分程でお目当ての男池。生憎、紅葉はすでにピークを越えていたものの、落葉はまだ色を保っていて、上を見ても下を見ても秀麗なる景色が広がっていた。

どうだ、この佇まい。この世に天国があるとしたら、きっとこんな場所。

林床を敷き詰める落葉。いつかこんな森のそばに庵を編みたいものだ。

酔狂にお付き合いいただいたY部長。京都から移住してこの自然を堪能する。

入り口付近の大ケヤキ。家から1時間ほどでここに身を置ける幸福。

by 江副 直樹 2018-11-7 15:03 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

Archives

◎2006年3月 → 2010年8月