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棟上げの日。

2013.7.15

内陸の盆地、大分日田。夏の酷暑で知られるが、実は朝晩と日中の温度差が曲者。

大分日田に通い始めたのは、もうかれこれ25年程前。ヤマメ釣りの合間に訪れた、豆田の街並みがきっかけだったが、それが住みたくなり、縁で隣村に居を構え、日田は生活圏となって12年が過ぎた。そして、この度その日田市内で、新居の上棟式と相成った。

リノベーションが気に入っていて、よもや家を建てるとは思っていなかったので、いざその段になると、改めていろいろなことを考えざるを得なくなった。住宅のプロデュースも経験があったし、この日田にて、林業振興や職人育成の手伝いをするはめになった。その経緯を取り込んだ家づくりは半ば必然だった。さらに、諸々の伝統行事をどう捉えるか。
普段の暮らしの中では、軽視しているほうだと思う。神道への興味は強いが、儀式を行うことに執着はない。ところが、新築では、地鎮祭に始まって幾つかのしきたりが控えていた。これは関わる皆さんの安全祈願だったりするので、やるやらないではなく、中身をどうするかを考えることにした。餅撒き、料理、引き出物などなど。次は秋の完成披露だ。

3連休は遠出をせずに過ごした。明日からまた東奔西走。鮎釣りもいよいよ盛期に入る。

天気に恵まれた。

陸屋根なので幟は四隅に。助っ人の職人さんも駆けつけて、現場は賑やかな熱気に。

メインイベント。

たくさんの方が餅撒きに参集。いろいろ工夫した甲斐があった。左の緑は大原八幡宮の境内。

直会の始まり。

直会は棟梁のお謡いから。市内和くらのデリバリーでちょっとおしゃれに。美味しかった。

宴は続く。

西の空に月が上がって、宴たけなわ。酒が回り酔いが回り、皆さん楽しんでいただけた様子。

 

 

 

by 江副 直樹 2013-7-15 16:04 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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