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朝陽の薬効。

2012.10.21

今日は村の運動会を欠席して、体調を整える。昼はデッキにて家族でランチ。

相変わらずの早起きだ。週末は1時間程遅れるが、それでも6時台には起き出してしまう。いまは、作業時間の確保という実利もあるけれど、20代の一時の夜更かしを除けば、若い頃からずっと朝型である。高校生の頃すでに、朝の光が好き、などと言っていたものだ。

もう10年以上徹夜をした記憶がない。それ以前は、やはり仕事に追い詰められて、朝陽を恨めしく眺めたこともある。子供の頃からまったく優等生ではなかったし、デカダンスに惹かれた時期もあったが、最後は奥底から本能のようなものが突き上げてきて、結局は早起きが最も快適であることを思い知るのだ。田舎に来て、それは譲れないスタイルになった。
夜明けから朝陽が山の端から離れるまでが、僕の考える早朝だ。この時間帯の太陽光は、日中のそれとは明らかに異なっている。太陽が一定角度上に上がると、周囲の様相は別世界に移行するがごとく、その雰囲気を劇的に変える。いつの頃からか、早朝のこの光には、特別な薬効があると感じ始めた。根拠はないのだが、その感覚はさらに強まるばかりである。

明日明後日と比較的ゆっくり。この間になにができるかで、その後が決まる。心して。

柚子を照らす光。

裏山の柚子がうっすらと色づき始めていた。太陽が染めているんだと思った。

セイタカアワダチソウ。

セイタカアワダチソウでさえ、朝日を浴びると神々しく見える。美しい光。

横から差してくる。

見慣れた雑草もこの光の中では違って見える。朝陽はやはり特別なのだ。

朝露もひときわ鮮やかに。

山間部の朝は大量の露が降りて来る。朝陽が当たって、瑞々しさは倍加する。

by 江副 直樹 2012-10-21 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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