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日常と足下。

2020.9.28

詰まるところ、大事なことはそこだろう。非日常のお祭りではなくて。いつか行ってみたい遠い外国ではなくて。繰り返される日々と、僕らが立っている足下。そこをかたちづくっていくことこそが、何よりも確かな未来を導くのではあるまいか。確信は強まるばかりだ。

地域系のプロジェクトをいくつもやってきた。やればやるほどはっきり見えてくることは、宝は常に足下に埋まっているということだ。ただし、それはあくまでも原石で、磨かれればという条件が付く。すべてのローカルがそのままで素晴らしいわけではない。伝統と歴史は、人の営みあるところならどこにもあるし、自然豊かな土地は日本中に存在する。
僕のプロデュースは、こうした地域のポテンシャルを顕在化する役割だ。そして、今日明日と続いていく日常的状況こそをデザインしなければならないのだ。いたずらに世間の動きに沿い過ぎたり、お上から降りてくるキーワードをありがたがったり、海外の流行を追っかけたりは御法度。胸に手を当てて、毎日の暮らしを見つめ直すこと。ここから始めよう。

たまに行くレストランじゃなく、毎日の朝ご飯。

 

by 江副 直樹 2020-9-28 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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