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この冬一番の冷え込みとなった東京から帰福。ダウンを脱いで村に帰った。

今回は、比較的ゆったりした滞在だったので、何人かの会いたい人に会った。今朝遅くに青山のホテルを出て、渋谷までのんびり歩き、松濤のJMギャラリーをめざした。昨年12月から今月いっぱい、川村忠晴氏の灯りのオブジェ展が開かれている。

会場の2階で作品を眺めていると、川村さんはすぐに現れた。数ヵ月ぶりの再会。細身の身体にちょっとだけおしゃれをして、恒例の握手をするとすぐに手を動かし始めた。作品のひとつを息子へのプレゼントにと、即席のパッケージをこさえていただいたのだ。恐縮。近所にパスタランチをご一緒して、久しぶりにいろんなことを話した。
6〜7年前、世田谷のアトリエにお邪魔した。なぜか、九州での個展のプロデュースをする展開となって、分母庵に長逗留していただき、繊細で知的な奥深さを垣間見た。ほおずきやさまざまな葉に光を仕込む独特の造型は、いまでもその得も言われぬ魅力をうまく説明することができない。機会あれば、ぜひその眼で感じていただければと思う。

来週は大阪、その翌週は竹田と別府。さらにその週末から淡路。いきなり全開。

九州の個展。

九州では、築100年の酒屋を会場とした。ご本人も僕も気に入った演出。

植物が生まれ変わる。

ほうずきとフウセンカズラの中に小さな電球が仕込まれるとご覧の通り。

新たな生命が宿る。

コシアブラの葉が鮮やかに灯る。どの作品も色の加工は一切していない。

JMギャラリーにて。

東京渋谷のJMギャラリーで、正月を挟んで毎年催される。ぜひ、お運びを。

by 江副 直樹 2012-1-13 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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