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遂にその日がやって来た。長男の旅立ち。ほぼ1年前にも似たような状況があったっけ。そのときの行き先はオーストラリア。半年の語学留学。水泳のスポーツ推薦で入った高校では、3年間水泳しかしなかった。そんな学力で大学を選ぶなんて馬鹿げてる。てなわけで。

いや、わかってる。自ら子どもは所詮旅人だと昔から言ってきた。子どもは、どこからともなくやって来て、必ず旅立っていく。引き留めようと思ったことは一度もない。どころか、早くから海外に出そうと考えていた。オーストラリアは、刺激的な体験だったようで、コロナ禍による早めの帰国後も行って良かったと繰り返していた。そして半年。
料理の道に進むことを決めた息子。その前は、デザインに興味があるとも言っていたが、なあに料理は立派なデザインだよ。それにしても二度とないと覚悟した同居。足踏みは辛いだろうが、オヤジにしてみれば、半年分のボーナスをもらった気分だった。その分、別れが辛くなった。気が緩んでたんだな。身体に気をつけて頑張れよ。応援してるぞ。

東京の次は、フランスをめざしている。いいことだ。

by 江副 直樹 2020-10-12 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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