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僕の3.11。

2019.3.12

福島へ行ってきた。あの忌まわしき震災から8年。農産物のブランディングに関するレクチャーが今回のお仕事。原発事故の風評被害という負の遺産を背負ったフクシマ。通常の方法論では、すぐに答は出ないかも知れないが、僕にできる復興支援はきっとこのあたり。

あの日のことは一生忘れない。たまたまテレビを観ていて、噓のような津波の映像、趣味の悪い映画のような原発トラブル。阪神大震災、NYの9.11と並ぶ、怖じ気を奮うおぞましいシーンだった。とても現実のこととは思えなかった。ほぼ同時に何かをしなければと思う焦燥と、何もできそうにない無力感に苛まれた。きっと誰もがそう感じたに違いない。
その後、復興支援に奔走する東京の友人に誘われ、宮城県の女川を訪ねたことがある。僕の地域系の仕事の経験が、復興に役立つのではないか。僕を誘った友人は、そう考えたようだった。それから数年、今度は福島県庁のブランド推進課の皆さんが日田を訪ねてくださった。さらに数年、ついに福島に赴くことになった。僕の3.11は、まだ始まったばかりだ。

ほんしめじ、生産農家の皆さん。レクチャーの後の大切な意見交換。

中央が僕を呼んでくれたYさん。前夜の居酒屋から至れり尽くせり。

ほんしめじの栽培風景。天然採取のみだったほんしめじの新たな可能性。

人にはそれぞれサポートのカタチがあると思う。次はどんな展開が。

by 江副 直樹 2019-3-12 16:04 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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