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俳句徒然。

2019.11.10

俳句をやっている。ネット句会というヤツ。毎月末、6句をNYに送る。もう10年を越えた。昔、NYに家族と遊んだことがあって、その時知り合った在米数十年という日本人画家の方に誘われて参加したのだった。10人ほどの小さいけれど、なんとも味わい深い集まり。

僕は元々言葉の人。現在のスキルもコピーライターから始まった。それまでも、戯れに俳句や短歌を書いていた。いまはいつも〆切に追われて、ジタバタするばかりで、一向に上達の気配がないが、同人の皆さんの秀句に唸ったり、もとより先達の名句には、何度眺めても驚嘆、嘆息に沈む。同時に、制約の中の自由。言葉の持つ底力に深い感動を貰っている。
俳句というと、花鳥風月を詠むイメージが強いが、人生の機微を表現した激しく、辛く、哀しい句も、得も言われぬ風味があって、近頃は少しそちらに踏み込んでみたりしている。万年ビギナーの僕も、多少開眼したのかも知れない。そして、時折思うのだけれど、作句の習慣の有無は、僕の暮らしと一生に間違いなく潤いをもたらしている。以後さらに励みたい。

自然を詠むことで浮き世離れしてしまっては意味がない。

自分を含む人間の営み、その喜怒哀楽を詠みたい。

日が変わり、月が変わり、年が変わり、時代が変わる。

心の底に溜まる澱を、優しい言葉に乗せてみよう。

 

by 江副 直樹 2019-11-10 6:06 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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