ここから本文です

扉はいつも突然に開く。ある日、某大学の先生からメールが届いた。曰く、淡路のプロジェクトについて書いた本の韓国語版が出ていて、それを読んだ韓国の方からレクチャーの打診があるという。以後は、直接連絡を取り合うようになった。日本語がご堪能で大助かり。

聞けば、ソウルの南に位置する忠清南道、そのホンドンミョンというのどかな平野部は、韓国における有機農業のメッカで、古くからプルムという農業学校が人材を輩出していた。近年は、就農希望のUターン、Iターン者が増え、国内外が注目するエリアに育ちつつある由。お声がけいただいたのは、自治体と住民を繋ぐ、中間支援施設のセンター長の方だった。
その人、グ・ジャイン氏は、数年前に次代のローカルを考える「マウル学会」を立ち上げ、今年は初の3日連続の学会イベントを開催。僕はその中のゲストという役回り。前泊の夜から、さまざまな人たちと酒を酌み交わし、議論をした。講演当日もその熱さに圧倒された。いくつもの場所を案内され、気づけば、何人もの友人ができていた。再訪が待ち遠しい。

韓国は2回目だが、改めて唐辛子の国だと思った。ランチのプルコギ。

淡路のプロジェクトを書籍化。その韓国語版が出た。初めて見た現物。

初日の夜。滞在したゲストハウスには手ぐすね引いた皆さんが待ち構える。

講義には熱心な人たちが大勢集まった。若者比率が高いのもうれしい。

パネルディスカッションで話す訳者のキム・ホンギ女史。今回初対面。

日本よりずっと寒かった。霜に覆われたホンドンミョンを丘の上から。

研修もまた熱心な参加者で埋まった。希望に溢れる国ということか。

滞在中、ずっと通訳をしてくれたユリちゃん。最近、福岡に来たらしい。

ゲストハウス、最後の夜。学会もこの日で終わり。事実上の打ち上げ。

左からプルム学校の教師チュンさん、グ・ジャイン氏。캄사 함니다

by 江副 直樹 2018-12-20 21:09 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

Archives

◎2006年3月 → 2010年8月