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やせいけん、と読む。正式名称は、ヤブクグリ生活道具研究室。10年前に、林業振興を掲げて発足した任意団体ヤブクグリ。この名称は、拠点である大分県日田市の杉の固有種をそのまま屋号としたものだ。発足式は、市内を貫流する三隈川に筏を浮かべたりした。

その後資金稼ぎにと開発した、日田きこりめしという弁当が話題になり、さまざまなメディアに登場し、発売9年後のいまも売れ続けているお陰で、ヤブクグリは弁当屋との誤解が蔓延した。メンバーは、時折開催される宴会で繋がりと存在を確認するような時代が続いた。それが昨秋、THININNGという福岡拠点の同好グループとのイベントで変化が起きる。
突如生まれた内省。このままでいいのか?解散したほうがいいよ。などと議論が湧き上がり、結果杉を使ったヤブクグリならではの製品を作るという話になり、あれよあれよとヤ生研が誕生。走り出すと一気に覚醒が広がり、具現化まで漕ぎ着き、風呂のフタや椅子といった個性派プロダクトがデビューした。どこへ行くヤ生研?、どこへいくヤブクグリ?

昨年11月。ヤブクグリ×THININNG展でデビューした。

いきなりこんな製品が出るところがヤブクグリらしい。

その後、ブラッシュアップが急速に進行している。

イベント当日、暮れかかる中之島公園。ヤブクグリ第2創業期。

by 江副 直樹 2022-2-27 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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