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コンペティション。競争入札と言うヤツ。価格だけを比べるものとか、企画内容を比べるプロポーザルとか、いくつかのパターンがある。コンペは、自治体の仕事に多い。競わせていいアイデアを得るだけでなく、公平性の担保に重宝される。でも、なんだかなあ。

一見合理的のようだが、実はそうでもない。コンペ受けするアイデアというのがあるからだ。地道なアイデアが最善と思っても、ライバルが派手な提案をするのなら、負けては意味がないので、つい飾ったアイデアを盛り込んだりしがちだ。どの業者に依頼するのがベストなのか。それを見極める仕組みだとすると、クライアント側のリスクは意外と大きい。
20年近くコンペを避けて来たが、先頃、2案件続けてプロポーザルに参加する羽目になった。提案には自信があったが、審査員の評価は如何に。資料を作り、プレゼンをし、結果を待つ。嫌な汗をかく。果たしてどちらも当確。気分は悪くないが、なんだかなあ。直接指名でプロジェクトが始まるよう、圧倒的実績を積むしかないか。驚倒的オリジナリティで。

本質だけを正直に伝えればいいのなら、それが一番理に適っている。

by 江副 直樹 2019-6-6 3:03 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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