
魚肉ソーセージ。
2025.5.17魚肉ソーセージと僕の関係は微妙だ。好物だが、大好物というほどではない。メインディッシュになることはないが、意外と美味しいひと皿になったり、小腹が空いたときに、細身の1本がちょうど良かったり。お菓子ほどの罪悪感はなく、都合のいい間食といったところ。
発売は、僕が子どもの頃だったと思う。食べ慣れた肉のソーセージに比べると、味も食感も別物で、どこか偽物感が拭えなかった。しかし、徐々に受け入れられて、いつの間にか独自のポジションを築いた。味も良くなって、いまや売り場には複数の商品が並んでいる。僕もたまに手に取るようになった。ある日、ふと思いついて、間食のおかずにしたことがある。ソーセージを雑にカットして、醬油を垂らし、黒胡椒を振りかける。焼いてもいいが、そのままの方が美味しい気がする。レンジでチンしたご飯を口に放り込み、追いかけるようにソーセージを押し込むと、なんとも言えない味覚に包まれて、「うんま」と独りごちして、すぐに次のご飯を箸に載せる。侮るなかれ、魚肉ソーセージ。まだ見ぬレシピも考えてみたい。
by 江副 直樹 2025-5-17 11:11