雨雨、降れ降れ。
2012.6.19台風4号の後押しもあってか、一日中断続的に雨。川が勢いを取り戻している。
今年は例年になく雨が少ない。棚田は田植えに向けて満を持しているのに、曇りこそすれ雨粒はなかなか落ちてこなかった。目の前の谷川も細々として、近隣農家は恨めしげに空を見上げる日々が続いていた。ここへ来て、ようやくのお湿り。まさに慈雨。
百姓ではない僕らは、雨で喜ぶことはあまりない。しかし、鮎釣りを始めて以降、鮎の成長に関わる川苔の生育に関心が及ぶようになって、川の水量が減りすぎると心配する習慣が身についた。農家の深刻さに比べれば、鼻で笑われそうな話だが、雨の降り方が身に染みるのは悪いことではないと思っている。雨との付き合いがまた膨らみを持った心持ち。
もっとも、春雨と言わずとも、時に雨降りを受け入れる気分になることもある。シトシトと静かに山々を濡らす雨は、しばらくじっと見ていたくなるし、鮎釣りの最中に、盛夏の激しい夕立をシャワーのように浴びるのも、それはそれで乙なものだ。こうして自然との距離感が縮まると、また世の中が違って見えてくる。九州の梅雨はこれからが本番だ。
今日はプライベートの大事なプレゼンがあった。楽しみが大きくなって、ワクワク。
by 江副 直樹 2012-6-19 22:10