
風景に浸る。
2013.5.16夏と化した東京から、若干凌ぎやすい福岡へ。もう日射しは鮎釣りの季節へ。
絶景。見晴らしがいいことは、それだけで風景の格を数段上げる気がする。分母庵もアングルによって、他所では得がたい借景を手にできるが、それは田舎暮らしの魅力の大きな部分を占めている。標高が上がり、視界が開けると、誰しも思わず感嘆詞が口をつく。
大好きな大分くじゅう連山の周辺は、180度以上の景色の広がりの中で、息を呑むほどのシーンにお目に掛かる。ここは特別だとしても、あちこちに出掛けていると、時折うれしい風景に出くわすことがある。日並みによっては、晴れ渡って、遙か遠くまで視線が及ぶこともあれば、涼しい風が吹き抜けて、天空に浮かんでいるような気分になることもある。
俗に、××は高いところが好きと言われるけれど、高度が高ければいいわけではない。高いところから、森や山や川や海が遠くに伸びている様が一望できることが肝心なのだ。大都会の夜景も素晴らしいが、やはり自然のそれにはかなわない。いい風景に出会うと、つい足を止めて写真を撮りたくなる。この素敵な道草に遊ぶ余裕を失わないようにしたいものだ。
昨日は新居地区に工務店の方と挨拶回り。段々、日田市民の感覚が芽生えてくる。
by 江副 直樹 2013-5-16 22:10