百日紅復活。
2016.8.27雨が多い。お盆以降、大型化するはずの鮎の姿がなかなか拝めない。
3年と少し前、いまの家を普請する際に、シンボルツリーを植えようと思った。何するかしばし考えた後、百日紅に決めた。玄関のすぐ左。クヌギ系が欲しかったが、土地の狭さからして難しそうだったのと、なんとなく花をつける木がいいような気がしたのである。
百日紅が好きになったのは、12年暮らした村の家にあったからだ。敷地の中にピンクと白の数本が立っていて、真夏になると派手すぎない可憐な花をつけた。すべてが濃緑に変わる夏の盛り、その時季を待つかのように開花する。長い期間咲き続けるのでその名があるが、村の百日紅は標高のせいか、遅く咲き始めて9月の終わりには、花を落としていたと思う。
棚田の谷で見たその風情に惹かれ、植樹を決め、その年の夏にはさっそくたくさんの花をつけ、たいそう満足していたのだが、ある日幹に指が入るほどの穴を見つけたと思ったら、次の年はもう花は咲かなかった。カミキリムシだった。泣く泣く枯れ枝を切った。それっきりかと思っていたら、今夏、伸びた細枝から3房の花が咲いた。シンボル復活。天に感謝。
週末、白煙をあげるsmartをディーラーに預けた。4年で12万kmはやはり過酷なのか。
by 江副 直樹 2016-8-27 22:10