決められない。
2016.7.19ついに長かった梅雨が明けた。途端に容赦ない陽射しと蝉時雨。盛夏。
決断の意味については、過去繰り返し書いてきた。仕事のプロセスの中で、これほど重要な過程はない。多くの仕事の停滞はここに原因があると思うが、意外にもそうは思われていないことも多く、繰り返し俎上に上げる羽目になる。そんなわけで、もう一度お付き合いを。
目的があり、そこへ至るアイデアが生まれ、実現の段取りが探られる。仕事って、簡単に言うとすべてそうなのだ。ところが、実現に向けた知恵出しで、薄々誰もが感じていた大小さまざまなハードルに遭遇する。おおよそ、それは予算やリスク。考えてみれば、それと無関係に存在する仕事なんてない。なのに、毎度類似の障害に新たに腕組みをしている。
完全無欠の名案が見つかれば、万事うまく行く。リーズナブルなコストで、リスクの一切無い名案を探すのは、不老不死の薬があると信じることとまったく同じ。整理をしていけば、それは自明の理なのだが、そこへなかなか至らない。だから遅くなる。決断の前には明晰な整理。可能性とリスクを把握して、決めてしまうことが仕事の本質だ。以上、備忘録。
明日から子供は夏休み。終業式を待って、キッチンウスダのカメロン教室へ前入り。
by 江副 直樹 2016-7-19 22:10