文化の異臭。
2016.6.29朝、雨の合間を縫ってジョグ。出張前の僅かな時間にコツコツと。
文化である。裾野も頂も見えない広大無辺。玉石混淆。しかし、そこに関わりたいという人は多い。豊かな暮らしが欲しいのか。善行の空気が漂うからか。高尚な気配に満ちるからか。時々、そうした感覚が鼻につくことがある。違和感に包まれることがある。
文化の対極は経済だろうか?経済に寄るより、文化に足場を置いているほうが、聞こえはいい。僕の違和感はの出所は、恐らくここ。花より団子という言葉がある。花を愛でる風雅より、食欲になびく露骨を揶揄した慣用句。僕はこのフレーズをもじって、「花は団子を食べながら」ということがある。経済と無関係に僕らは生きられない。文化もまたそうなのだ。
経済優先というニュアンスとも違う。営みのカタチ、お金の稼ぎ方、その使い方。その佇まいが文化と呼ばれるのではないか。僕らは、どこをめざして生き、どんなニーズに応えて対価を得、それを何にどう消費するのか。その有り様が文化なのではないか。文化は経済から離れた位置にあるわけではない。経済と文化はきっと合わせ鏡。そんなことを考えた。
今日から東京。目黒雅叙園のイベントに、筒井花火が出展する。その準備など。
by 江副 直樹 2016-6-29 22:10