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作文の巧拙。

2021.1.19

ストーリーのない書籍、例えば経済、哲学、科学といったジャンル、人文学系の読書をしていて度々思うことがある。もっとわかりやすく書けないのか、と。テーマが面白くて手に取った本。論旨をなんとか理解しようと努めるが、わかりづらくてブレーキが掛かる。

これって内容の難解さ以上に、作文の至らなさが原因なのではないか。売文稼業の末席に座らせていただいている身としては、ついそんなことを考える。出会ったことのない新たなコンテンツを、平易に伝えるというのは実に難しい。重々承知。それでも、時に疑念が湧くことがある。いたずらに難解に書いているように見えることがある。衒学的というヤツ。
その昔、コピーライター専業時代に、多分野の本を乱読していた時期があった。その際、当惑したのが一部の建築家の方々の文章の酷さ。わかって貰おうじゃなく、多分脅かそうとして書いてるとしか思えないような横文字と熟語の連続。建築なのに、文章設計には甚だ無頓着。以来、建築家訛りと称してからかっている。文章は伝えるもの。などと自戒を込めて。

すごい御説なのだと言いたいが故なのだろうか。

by 江副 直樹 2021-1-19 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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