ココロが先。
2026.3.27そして、アタマが後。僕たちは、この真実を忘れがちだ。感じてから、考えるのだ。科学も必ず後追いしかできない。僕が日々の仕事でフル活用しているデザインも、このココロに訴えかける方法論だ。ところが、ココロ先行で暮らしてるのに、つい忘れてしまうんだな。
希代の数学者、岡潔も言っている。直感が先だと。論理はその整理の過程では活躍できるが、未経験の問いに対して論理は甚だ無力だ。違和感とか、そんな気がするとか、何かが引っかかるとか、根拠の脆弱な気分のように扱われがちな、感覚の微かな波立ちの中に、まったく新しい地平が姿を現すことがあるのではないか。それを尊ぶことこそが知性と思える。
野生や本能から遠ざかることが文明、といった印象があるやもしれぬが、その能力の衰弱は想像以上に大きな落とし穴だと思えてくる。その危機は、すぐにはやってこないだろう。しかし、じわじわと滅亡に向かって行くはずだ。誇大妄想に聞こえるだろうか?ココロとは超絶センサーの集合体だ。それをないがしろにする危うさを、ゆめゆめ忘るるべからず。
by 江副 直樹 2026-3-27 11:11



