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tag:伝統

神社の隣に住んでいる。比較的大きな、歴史ある荘厳なお社。偶然ではない。神社があったので、ここに住むことを決めた。10年以上前の話である。300年を優に超える神社の時間に比べれば、つい先日。どちらかと言えば、しばし住まわせていただいている感覚。

by 江副 直樹

役立たず。

2024.1.7

これは何かの役に立つか否か。そんな視点で物事を眺めている人は多いだろう。それが余りに露骨になると、打算と蔑まれることもあるかも知れない。あるいは、無駄の排除。興味深いのは、何を無駄と思うかだ。この取捨選択が、人生を厚くもすれば薄くもする。

by 江副 直樹

フジヤマ。

2023.12.12

ふ〜じは、にっぽんいちのやま〜。富士山を見たことのない子供の頃から、この歌は知っている。大人になって、東京に行くようになり、時々飛行機の窓からチラリと見やる程度。それが数年前、縁あって麓の町富士吉田に何度か訪れたことがある。その巨大さに驚いた。

by 江副 直樹

それまでの手法が通じなくなる。新しい領域に踏み出さなければ先がない。つまり、それまでのやり方を改めなければ、現状打破は難しい局面。時が経てば変化が起こる。変化には自らをアップデート、更新で対応することになるが、ここにマニュアルの限界が現れる。

by 江副 直樹

未熟な科学。

2023.2.12

最近関わったイベントのひとつに、神官の方が奈良の歴史を当地を巡りながら紐解くという企画があった。それはそれは、驚きと感心満載の講話だったのだが、僕の耳に残ったのは講和後の雑談だった。先生はポツリと、「神話を亡くしたらあきまへんで」と仰ったのだ。

by 江副 直樹

年が明けた。今年は福岡の友人宅で家族が揃った。前日の大晦日の夕刻、市内に入り、次男と歳末の街をウロウロ散策。ふたりで都会を歩くのは初めてかもしれない。僕も教えている学校や美容室にトンボ返りを繰り返すだけで、近ごろはホントにご無沙汰だった。

by 江副 直樹

親父に似る。

2022.10.3

ある日、車中で戯れの自撮りをやった。帰宅して、Macにアップロードしていて愕然とした。「親父やん」。その写真は、20年以上前に74歳で逝ったわが亡父と瓜二つだったのである。最近掛けている釣り用に作った偏光グラスが、事情に拍車を掛けたらしかった。

by 江副 直樹

そう言ったのは、確か江戸時代の国学者だった本居宣長。その頂点を源氏物語と位置づけたらしい。それはともかく。詫び寂にしても、もののあはれにしても、よくぞこのボンヤリとした感覚を鮮やかに掬い上げてくれたものだ。先人の炯眼に心より敬意を表したい。

by 江副 直樹

歩いたねぇ。

2021.11.6

3日間で28km。歩きも歩いたり。こんなに歩いたことは、過去に経験がない。お仕事である。九州自然歩道の宮崎ルートの一部を歩き、感じたことをお伝えしたり、今後の利活用などを考えるというお題だ。エキスパートに交じり、なぜか僕も参加することとなった。

by 江副 直樹

去年春から、ほぼ1年を掛けて、USAMI fine food &cuisineさんのお仕事をさせていただいた。それが、クリエイティブプラットフォーム大分の事業として、サポートが始まった。じっくりコンセプトを突き詰め、サイトを立ち上げた。そこへコロナ禍の襲来。

by 江副 直樹

掛け声と現実は、想像以上にギャップがあるものらしい。例えば、学歴社会は過去のものという言説がある。本当にそうか?男女は同権、男尊女卑は今は昔。どうもそうではないらしい。都市と地方の格差は解消した。ある部分はそうかも知れない。だが、実際は?

by 江副 直樹

いい企画、いいアイデアには、共通の特徴がある。それは、必ず前提に踏み込んでいること。きっかけは、前提にこそある。一方、世に転がる数多の仕事は、繰り返し。先行する事例があり、それをなぞる。新しいと言っても、多くは所詮マイナーチェンジにとどまる。

by 江副 直樹

年が明けた。この朝、大分日田は雲ひとつない快晴。二度寝で大寝坊し、完全に陽が上がっての散歩となった。大晦日夜更かしの妻子はまだ白川夜船。そっと家を出た。あちこちに霜が残っているが、気温はにわかに上昇中。境内はすでに大勢の初詣客で賑わっていた。

by 江副 直樹

俳句徒然。

2019.11.10

俳句をやっている。ネット句会というヤツ。毎月末、6句をNYに送る。もう10年を越えた。昔、NYに家族と遊んだことがあって、その時知り合った在米数十年という日本人画家の方に誘われて参加したのだった。10人ほどの小さいけれど、なんとも味わい深い集まり。

by 江副 直樹

名前はもちろん知っていた。伊達に釣り人はやっていない。球磨川の上流部、鮎で著名だが、釣り仲間たちからは本流でヤマメのライズがあると聞いていた。もっとも、基本遠征をしないので、他人事のように眺めていただけだった。それが突然我が事になりそうな展開。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

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