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tag:考察

高校3年生、17歳の夏。それがどんな時間だったか、いまとなっては亡羊の中に埋もれてしまった。僕は、熱中していたバスケ部を勇退。密かに決めていた図書室通いを始めた。たちまち図書カードを埋め尽くし、司書の女性に驚かれたりしながら、乱読を続けていた。

by 江副 直樹

丸投げ疑惑。

2017.7.29

僕のプロデュースの特徴のひとつに、プロジェクトへのデザインやコピー、写真といったいわゆるクリエイティブの導入がある。企業にしても行政にしても、地域にしてもそれは一貫していて、印刷物から建築まで、さまざまな制作物を、我々のチームで引き受ける。

by 江副 直樹

学生や若いスタッフと付き合っていると、ふとわが20歳前後と重ねて見てしまうことがある。以前書いたことがあるが、僕のその頃と来たら、これまでの人生で最も暗く、辛く、日々身悶えしていたような時期だった。もう数年で、自分の子供がその年齢に達する。

by 江副 直樹

先日、暖簾づくりと題して、ブランディングについて持論を書いた。ごくごく基本的なことだけを述べたので、もう少し書き込んでみる。ブランディングは、他所からやってきた新しいアイデアでもなんでもなくて、古今東西どこにでもある商売上の「信用」のことだ。

by 江副 直樹

胡散臭いと言うと、少しきついけれど、それまであまり耳慣れなかった言葉が、唐突に世に出回ることがある。多くは相も変わらず海外からの輸入品だ。正しく新たな潮流は、海を越えてやって来ると信じて止まない方々が、周到に網を張って捕まえるものらしい。

by 江副 直樹

岡潔。ぼんやり名前は知っていたが、先頃、森田真生氏の「数学する身体」を読んで、改めて興味を持ち、さっそく文庫本をめくっている。もっとも、数字や数式を睨んでいるわけではない。領域としては、数学者のしたためた随筆。これがもう、すこぶる面白い。

by 江副 直樹

暖簾づくり。

2017.5.27

この言葉を聞かない日はない。なにか大仰な響きがある。やたらたいそうなコトのように思える。英語だから、外国から来たアイデアなんだろう。昔は聞かなかったから、近代の新しいビジネス手法なのではあるまいか。取り敢えず、自分とは無関係としておこう。

by 江副 直樹

そもそも論。

2017.5.17

前回、コンセプトの裏側に言及した。教養という土壌に伸びて、栄養を集めてくる根っここそが、コンセプトを形作る。それが地表からは見えないという事実は、必然的であり、象徴的である。コンセプトは目にも見えず、手にも取れない抽象なのだ。軽視される所以。

by 江副 直樹

コンセプト、コンセプトと言っている。まずは、考え方がどうか。すべてはそこが基礎となる。ある人は、これを志と呼んだ。考えと想いがセットになって、どこかへ向かうエネルギーに転換する。志とは、本来そうしたものだと思うが、その軸にある人生観、世界観。

by 江副 直樹

ヒトでもモノでもコトでも、必ず長所と短所がある。長所だけでできた名案を探して流浪の時間を過ごす会議の滑稽については、過去何度か書いた。そんなものありゃしないのに。完璧主義とは、とてつもない強欲と同義かも知れないとも思えてくる。なんて言ってみたり。

by 江副 直樹