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tag:考察

火祭りの夜。

2017.10.15

それは原初の姿だった。ケベス祭。国東櫛木の岩倉社で行われる火祭り。紀元の時より続く由来も不明な奇妙な祭。随分前から噂は聞いていて、国東の友人たちにも誘われ、今年ついに足を運んだ。雨の予報だったが、この約2000年の間、雨による中止は一度もない由。

by 江副 直樹

教えと学び。

2017.10.8

日々のプロデュースでは、多様なデザイナーと組んで、さまざまなデザインを駆使しているけれど、僕はデザイナーではない。これまでデザインを教えてもらったこともない。でも、もう20年もデザインの学校で教壇に立っている。最近は大学でも教えるようになった。

by 江副 直樹

働き方については、ずっと考えてきた。いまも考えている。世間では、企業に勤めるサラリーマンが、なんとなくスタンダードになっている感があるが、それはあくまでも近代の、ごく一時期の話であって。どうせなら、そんな事情とは無関係に模索してみたいものだ。

by 江副 直樹

無難と退屈。

2017.9.19

危険を避けたがるのは、人間の本能だ。生き延びたいのは誰も一緒。だが一方で、楽しく生きたいとも願っている。それは人情というものだ。とは言え、昨日と今日がまったく同じルーティンな日常には刺激や興奮は少ない。そこに新しさを伴った非日常が欲しくなる。

by 江副 直樹

高校3年生、17歳の夏。それがどんな時間だったか、いまとなっては亡羊の中に埋もれてしまった。僕は、熱中していたバスケ部を勇退。密かに決めていた図書室通いを始めた。たちまち図書カードを埋め尽くし、司書の女性に驚かれたりしながら、乱読を続けていた。

by 江副 直樹

丸投げ疑惑。

2017.7.29

僕のプロデュースの特徴のひとつに、プロジェクトへのデザインやコピー、写真といったいわゆるクリエイティブの導入がある。企業にしても行政にしても、地域にしてもそれは一貫していて、印刷物から建築まで、さまざまな制作物を、我々のチームで引き受ける。

by 江副 直樹

学生や若いスタッフと付き合っていると、ふとわが20歳前後と重ねて見てしまうことがある。以前書いたことがあるが、僕のその頃と来たら、これまでの人生で最も暗く、辛く、日々身悶えしていたような時期だった。もう数年で、自分の子供がその年齢に達する。

by 江副 直樹

先日、暖簾づくりと題して、ブランディングについて持論を書いた。ごくごく基本的なことだけを述べたので、もう少し書き込んでみる。ブランディングは、他所からやってきた新しいアイデアでもなんでもなくて、古今東西どこにでもある商売上の「信用」のことだ。

by 江副 直樹

胡散臭いと言うと、少しきついけれど、それまであまり耳慣れなかった言葉が、唐突に世に出回ることがある。多くは相も変わらず海外からの輸入品だ。正しく新たな潮流は、海を越えてやって来ると信じて止まない方々が、周到に網を張って捕まえるものらしい。

by 江副 直樹

岡潔。ぼんやり名前は知っていたが、先頃、森田真生氏の「数学する身体」を読んで、改めて興味を持ち、さっそく文庫本をめくっている。もっとも、数字や数式を睨んでいるわけではない。領域としては、数学者のしたためた随筆。これがもう、すこぶる面白い。

by 江副 直樹