ここから本文です

tag:文化

余計な一杯。

2023.8.18

時々呑みに出掛ける。そして、ここが適量とわかっちゃいるけど、ついもう一杯とやってしまうのはなぜ?気の置けない仲間と硬軟取り混ぜた馬鹿話と共に呑む酒は、最高に美味しく楽しい。酒は決して強くはないし、たかが知れているけれど、やっぱり今夜ももう一杯。

by 江副 直樹

面倒を取り除けば、コトはわかりやすくなる。一番大事なところこそ面倒が伴っている。これはもう古今東西の世の理。社会に対して、新しいメッセージを持っている人は、当然その核心を伝えたいと考える。ところがここが最も難しい。歴史に実例はいくらでもある。

by 江副 直樹

優しい社会は優しさでは作れない。僕が良く言う繰り言。強くなければ優しくはなれない。と続く。今日8月6日は、広島に原爆が落とされた日。3日後には長﨑にも同じ悲劇が刻まれた。疑いのないホロコースト。しかし、なぜそんな状況に陥ったのか。50年前の衝撃。

by 江副 直樹

好奇心が抑えられない。関心のあるテーマが夥しい。勢い深掘りしようとするわけだが、いまや情報源は誠に多様になった。オーソドックスな書籍を始め、電子図書、YOU TUBEなど、渇望を癒す文字や画像が簡単に手に入るありがたき時代。しかし、追い付かない。

by 江副 直樹

百日紅の夏。

2023.7.25

夏が盛りを迎えると、あちこちに白や紅、ピンクの花弁を房のように咲かせる百日紅。その名の通り、開花後もすぐに散り切ることもなく、長い期間咲き続ける。色の乏しい季節に、ホッとするような花木。日田のわが家にもシンボルツリーとして玄関脇に植えている。

by 江副 直樹

螺旋的上昇。

2023.7.19

あるいは螺旋的下降。豊かさと言われる暮らしの中身の話である。恐らく歴史の年表のせいだと思うのだが、太古の昔から現在に至るまで、ずっと直線的に進歩し、豊かになってきたと思いがちだ。僕は以前から、この感覚に違和感がある。本当に進んでいるのか?

by 江副 直樹

それまでの手法が通じなくなる。新しい領域に踏み出さなければ先がない。つまり、それまでのやり方を改めなければ、現状打破は難しい局面。時が経てば変化が起こる。変化には自らをアップデート、更新で対応することになるが、ここにマニュアルの限界が現れる。

by 江副 直樹

一畳農園。

2023.7.7

畑をやっている。と言っても、わずか畳一枚分。その名も一畳農園。狭い庭の一角に数種の野菜を植えている。今年は、ミニトマトとバジル、そして初の試みモロヘイヤ。梅雨の最中、ミニトマトは今季初収穫。冷蔵庫で冷やした後、カプレーゼで美味しくいただいた。

by 江副 直樹

この春から始まった、完全ひとり暮らし。最大4人で暮らした家にひとりになったので、さまざまな日常が変化をしている。掃除と洗濯、そして料理と買い物。前者は規模と頻度が落ちるだけで、内容にはさして違いはないが、料理は意欲次第でかなりの選択肢が現れる。

by 江副 直樹

普遍で本質。

2023.6.23

身上らしきものがあるとすれば、染まらないこと。と答える。人にも、土地にも、組織にも、時代にも染まらず、常に自分自身を保っていたいと強く思っている。刺激を受けることはあるだろう。一時的に影響を受けることもないとは言わない。しかし、しかしである。

by 江副 直樹

教室にて。

2023.6.18

長く教えているデザイン専門学校の授業は、雑談余談を重視している。柱は、いくつかのテーマに沿った僕の仕事のケーススタディなのだが、切りが悪く間が空いたりすると、迷わずそんな時間になる。入り口は枠をはめない質疑応答。なんでもありというのがポイントだ。

by 江副 直樹

遊びをせんとや生まれけむ。のフレーズがあったのは、梁塵秘抄だったか。僕を含めて、わが遊びの肯定にしばしば引き合いに出される。編纂したとされる後白河院の真意はともかく、言い訳ではなく遊びの意義については、いまも変わらず強弁したくなることがある。

by 江副 直樹

原石のまま。

2023.5.31

あと2年半ほどで古希を迎える。ここへ至って初めて得る資格というものがあるような気がしている。つまり、過去を振り返る資格。昔話に埋没するのは、未来の見えなくなった老人の哀れだが、経験の中から普遍や原則を紡ぎ出すのも老人ならではの責務かと思われる。

by 江副 直樹

胡麻を潰す。

2023.5.25

人生は些事に有りと喝破したのは、敬愛するコラムニストの山本夏彦。老人の域に達したいま、改めて我が身を振り返ってみても、幸福感を決めるのは結局「解釈」次第だという確信は強まるばかり。同じ出来事が、見方、受け取り方によって、不幸にも幸福にもなる。

by 江副 直樹

白色光。

2023.5.19

リビングの間接照明が切れて、取り敢えずストックがあったLEDに換えた。蛍光色だったので、光が当たる漆喰壁は白けて見えた。明日にでも電球色の球を買いに行こう。そう思わせる嫌悪感がこころに滲む。突然、僕はかつてこんな気分を友に伝えたことを思い出した。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

Archives

◎2006年3月 → 2010年8月