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tag:八百万の神

花々の遺言。

2017.5.22

1年を通して散歩をしていると、四季折々、季節ごとに咲く花が変わる。それはもう、見事なばかりに多様で美しい花々が、神の造型を見せつけるように、次々と堰を切ったように花弁を開く。それは紛れもない生の謳歌なのだが、果たしてそれはピークなのかという話。

by 江副 直樹

そもそも論。

2017.5.17

前回、コンセプトの裏側に言及した。教養という土壌に伸びて栄養を集めてくる根っここそが、コンセプトを形作る。それが地表からは見えないという事実は、必然的であり、象徴的である。コンセプトは目にも見えず、手にも取れない抽象なのだ。軽視される所以。

by 江副 直樹

コンセプト、コンセプトと言っている。まずは、考え方がどうか。すべてはそこが基礎となる。ある人は、これを志と呼んだ。考えと想いがセットになって、どこかへ向かうエネルギーに転換する。志とは、本来そうしたものだと思うが、その軸にある人生観、世界観。

by 江副 直樹

ヒトでもモノでもコトでも、必ず長所と短所がある。長所だけでできた名案を探して流浪の時間を過ごす会議の滑稽については、過去何度か書いた。そんなものありゃしないのに。完璧主義とは、とてつもない強欲と同義かも知れないとも思えてくる。なんて言ってみたり。

by 江副 直樹

愛しきもの。

2017.4.22

夜半、目覚めることがある。時々一緒に寝る次男の寝息が、夜の静けさの中に吸い込まれていく。寝ている子供は、世界中で天使に例えられてきた。邪悪なものが一切消えて、無我な命の鼓動が睫に伝わっているような。僕も親であることを思い知らされる瞬間。

by 江副 直樹

仕事的妄想。

2017.4.16

紆余曲折を経て、福岡でコピーライターになったのが、およそ30年前。13ヵ月だけ広告制作プロダクションというサラリーマンをしたが、諸事情で退社。そのままフリーになった。30代の10年はほぼコピー専業。40歳の時、ブンボ設立。その後改組して現在に至る。

by 江副 直樹

今年の桜は例年に比べ、開花が遅かった。それでも、4月に入って蕾がほころび始めたら、もうあっという間。毎年毎年、僕を陶然とさせる花模様が、行く先々で繰り広げられる。そして、満開の少し手前から、早くも花は散り始める。始まりは終わりの合図でもある。

by 江副 直樹

プロデュースを解するキーワードのひとつに、「全体」というのがある。プロデューサーを全体計画の統括者などと言ったりする。僕がこの道を志したのも、高度経済成長期に進んだ分業や細分化が、再編集されずにそのまま遊離していると感じたのがきっかけだった。

by 江副 直樹

3月。またこの季節がやってきた。ヤマメ釣り解禁。釣り人の正月。24歳の春から始めたフライフィッシング。病膏肓に入って、はや幾星霜。いまだに熱病は回復の兆しを見せず、季節が巡ると、毎年重篤な症状をぶり返している。多分、動けなくなるまでこうなんだな。

by 江副 直樹

弓を引く人。

2017.2.23

わが家のすぐそばに、日田市営の立派な弓道場がある。広い駐車場や射場のあちこちに桜の老木が並び、歴史の蓄積を感じさせる場所。引っ越しを決める際、決断を後押ししてくれた雅な雰囲気を保つ一角。表通りから入ると、左に荘厳な神社、右に弓道場が控えるのだ。

by 江副 直樹