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tag:デザイン

希望の中身。

2019.6.18

プロ向けのある講座で、ヒアリングのタイトルを「話は半分しか聞かない」としたことがある。クライアントの言い分は全部聞かなくていいとの偏向的誤解があったかも知れないが、殊の外反応が良かった。そのココロは、聞こえる話って、おそらく半分くらいという考察。

by 江副 直樹

コンペティション。競争入札と言うヤツ。価格だけを比べるものとか、企画内容を比べるプロポーザルとか、いくつかのパターンがある。コンペは、自治体の仕事に多い。競わせていいアイデアを得るだけでなく、公平性の担保に重宝される。でも、なんだかなあ。

by 江副 直樹

雑味が残る。

2019.5.25

珈琲とか、ワインとか、その領域では特に使われる表現。ボンヤリとした、なにか別の味が混ざっている感じ。味覚的異物感。望みの一色に染めきれないおぼろげな不満。あるいは、狙っている純度を保てないことを割り切れない薄いストレス。そんなニュアンスだろうか。

by 江副 直樹

脱線教室。

2019.5.1

20年程前から福岡のデザイン専門学校で、数年前からは大阪の芸術系の大学でも教壇に立っている。一度も習ったことがないことを、他人様に教えているという不思議はともかく、例によって、王道からは外れたちょっと変わった授業をやっている。白熱ならぬ脱線教室。

by 江副 直樹

相棒の一足。

2019.3.28

いつ手に入れたか定かじゃない。10年はとっくに越えているはずだ。最初、アウトドア雑誌で見かけて興味を持った。それは使い古したよれよれの一品で、ソールの張り替えで甦る下りがあり、そのへたり具合がなんとも味があって、我が物としたくなった記憶がある。

by 江副 直樹

苦くない薬。

2019.3.22

昔の諺、格言の類には、短く平易なフレーズで、見事に真理を言い表しているものが少なからずある。古今東西に通用し、この先も言い伝えられて、表現としても上質で、改めて見るたびに感心することしきり。今回のテーマの「良薬は口に苦し」もまさにそのひとつ。

by 江副 直樹

僕の3.11。

2019.3.12

福島へ行ってきた。あの忌まわしき震災から8年。農産物のブランディングに関するレクチャーが今回のお仕事。原発事故の風評被害という負の遺産を背負ったフクシマ。通常の方法論では、すぐに答は出ないかも知れないが、僕にできる復興支援はきっとこのあたり。

by 江副 直樹

説得の行方。

2019.1.25

プロデュースは編集であるという定義に加えて、プロデュースは説得業だと言うことがある。プロジェクトの局面局面で、他人の意識に働きかけ、考えを修正していただき、逡巡する気持ちを覚悟に変えていただく瞬間が必ず訪れる。推進のための重要なプロセス。

by 江副 直樹

扉はいつも突然に開く。ある日、某大学の先生からメールが届いた。曰く、淡路のプロジェクトについて書いた本の韓国語版が出ていて、それを読んだ韓国の方からレクチャーの打診があるという。以後は、直接連絡を取り合うようになった。日本語がご堪能で大助かり。

by 江副 直樹

毒の盛り方。

2018.11.19

毒に関心がある。毒舌と言うではないか。あの毒。棘とは違う。嫌味は別物。コミュニケーションにおける一捻り。ピリリと効くスパイス。センスオブヒューモア。エスプリ。ウィット。諧謔。塩加減。隠し味。強弱。抑揚。言葉はさまざまだが、毒は大事だと思っている。

by 江副 直樹

沈まない船。

2018.10.20

これまで組織に所属したことは、1年強のサラリーマン生活のみ。以来、自由なような不自由なような、まあ気儘な人生。ただ、仕事でのお付き合いは組織のほうが断然多い。組織のなんたるかは、考えたくなくても考え続けるはめになる。良いところと悪いところ。

by 江副 直樹

口当たり。

2018.10.14

誰しも不味いものを好んでは食べない。でも、一瞬美味しくは感じられなくとも、しばらく口中で転がしたり、咀嚼していると予想を超えた美味滋味が滲み出してきて、飲み込む頃にはその旨さに顔もほころんでくるような意外と出会うことがある。耳触りも同じ。

by 江副 直樹

ルアー開発。

2018.10.7

分野を特定しない仕事をしたくて、屋号をBunbo(分母)とした。これまで、多様な領域の分子とさまざまなプロジェクトを行ってきた。毎回ジャンルが違っても、コンセプトワークと戦略提案、そしてクリエイティブディレクションが主軸となる。ここはいつも同じ。

by 江副 直樹

急がば廻れ。

2018.9.21

紆余曲折、試行錯誤、曲走、道草、などなど。目的に向かって一直線に進まないことを表現する言葉はいくつかある。目的への最短距離は直線になると思いがちだ。ある観点からはそうかも知れない。だが、それ故に取りこぼしている何かがあるように思えてならない。

by 江副 直樹

感覚の復権は、僕の中ではここ数年の大テーマだ。過剰な数値化、それ以外の無謀な切り捨て。冷徹な合理性に見えて、実は未熟な科学に止まっているような気がしてならない。その違和感を伝えたくて、さまざまな表現を探っているのだが、今回はこの言葉に辿り着いた。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki