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丸投げ疑惑。

2017.7.29

僕のプロデュースの特徴のひとつに、プロジェクトへのデザインやコピー、写真といったいわゆるクリエイティブの導入がある。企業にしても行政にしても、地域にしてもそれは一貫していて、印刷物から建築まで、さまざまな制作物を、我々のチームで引き受ける。

もっとも、印刷や施工まで、監修は行うが、ハード部分まで元請けすることはまずない。それでも、発注する側からすれば、発案から完成までの、ソフト全般の外注ということになる。そこには、外部のプロを選び、与件と目標を正確に伝える、発注のスキルが必要になるのだが、これが一部の方々には、担当から業者への単なる丸投げに映るらしい。えーっ。
組織内に丸投げ疑惑が漂うと、当然担当者は内製を試みようとする。それでできるならご同慶の至りだが、できるはずがない。これがビルなんかだったら、端から内製なんて考えないのに、コピーやデザインはできそうな気がするのだろうか。成熟社会となった今、外部のプロを活用する発注スキルの正当な評価こそ定着して欲しい。僕らはただ実践あるのみ。

デザイン教育は、実は発注者を育成するプログラムでもある。

世の中には、頼れるプロフェッショナルがたくさん活躍している。

by 江副 直樹 2017-7-29 8:08