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高原憧憬。

2011.8.3

毎日の暑さを呪っているうちに、来週末はもうお盆。山には秋がひっそりと忍び寄る。

高原が好きだ。僕ならずとも、同好の士は多いと思うが、何度訪ねても飽きることがない。僕の場合は、大分県くじゅう連山の周辺。特に九重町の飯田高原。小学校の頃、修学旅行でやまなみハイウェイを走ったのが、原体験だ。以来50年近く、憧れは衰えることがない。

若い時分はドライブで通い、ほどなくしてヤマメ釣りで足繁く訪れることになった。その間、数回だけ山に登った。山登りは性に合わない。それからは川を徘徊しながら齢を重ねた。近年は、家族と一緒に某温泉宿に度々滞在する。夜を越すと、釣りでは見えなかったさまざまな情景が目に入るようになる。会話を交わす人も徐々に増えていった。
峠を越えると、呼称は久住になる。こちらはくじゅうで、九重はここのえ。連山はくじゅう連山とややこしい。久住は行政的には竹田市で、3年ほど前、縁あってたけた食育ツーリズムなるプロジェクトで、毎月通い詰めたのは運命のいたずら。実は移住も視野に入っている。まだ田舎に行くのかと驚かれるが、止まぬ憧れが恨めしい。あとはもう神の思し召し。

明日は東京日帰り。新たなオファーはありがたいが、忙しさに溺れないようにしなくては。

朝の三俣山。

宿からの定番ショット。陽の具合、雲の案配、雨の仕業で刻々と変わる。

飯田高原。

世界にきっとここしかない風景。そう思うと愛おしさがさらに募る。

道はこの先へ。

ラムサール条約に登録されたタデ原湿原。未来はこの先に続いている。

WiFi完備。

ホテルにはWiFiが完備され、高原通いもぐっと気軽になった。

by 江副 直樹 2011-8-3 23:11 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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